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思ったことと生活改善と旅ログ

沖縄旅行記2日目-車借受~平和資料館- #19

2021年2月14日

世にいうバレンタインデーだ.

当然一人なのでチョコレートをもらう予定はなかった.が,昨日の機内でCAさんから全乗客にチョコレートのサービスがあり,ゼロ記録は免れた.ありがたい話.

 

さて,今日はレンタカーを借りて移動を行う.

借りた先が親切な業者でホテルまで持ってきてくださった.

「グッドライフカーレンタル」さま.良心的な価格,行き届いたサービス,きれいな車.本当にお薦めしたい.

でもって借りた車はこちら.

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ダイハツ コペン

3日間晴れの予定だったので,オープンカーを借りてみた.

もう少し支払うとスーパーカーだって借りれたのだが,あんまり趣味ではないし,コペンって父親が乗ってみたいって言っていたのもあって,これにした.

日帰りレンタルで5000円.ホテルまで持ってきてくれるのはサービスだった.いや,安すぎでしょ….

 

というわけでさっそく出発,ともいかず,支度が終わっていなかった.朝が弱すぎる.

引き取りだけ行い,近くのコインパーキングに停めておいた.

10時にチェックアウトし,引き上げに行くが,ちゃんと雨が降っている.

3日間晴れじゃなかったのか.

 

しかも車に傘を置いたタイミングで追加の料金を取られた.悔しいがこんなことに気を使っていてはせっかくの旅行のメンタルが持たない.先を急ごう.

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行く先はひめゆりの塔・平和祈念資料館.

前者の方が那覇から近かったので先に行こうとしたが,雨が続いていたこと,駐車場から少し歩くこともあり,行程を変更.先に平和祈念資料館に行った.

3日間晴れじゃなかったのか.

駐車場に車を止めるが,誰もいない…日曜日なのに.

館内に入るも,係員以外は誰もいなかった.ゆっくり見学できるし,3密も回避できるのでまあこれはよかった.

 

展示内容は実際に訪れていただきたいと思った(後述)ので,詳細はあまり書かないことにする.常設展示は5つのブースに分かれており,近代琉球・沖縄の歴史・沖縄地上戦に至るまで,地上戦が2ブース,住民の証言集・映像展示,戦後の様子という流れ.

 

地上戦前半ブースでは鉄の暴風と呼ばれる戦禍の様子が映像を交えた展示室だ.

私の見た映像は米軍の残したもので,軍艦目がける特攻隊の姿や空襲,上陸作戦など.「やはり戦争はやっちゃだめだ」とかいう平和ボケしまくった当然で浅薄な感情を今になって抱き始めるわけがない.とはいえ戦争は目的ではなくって手段だから,当時は必要不可欠でそうせざるを得ない理由もあったというのもわかる.でもやったらいけないよね.それは後世に生きるからこそわかることだ.

そして後半ブース.前線が通過し,荒野に残された銃痕まみれの遺体,路頭に迷うやせ細った住民の写真が展示されていた.ほかにも遺品等も残されていたが,写真の衝撃が凄まじすぎる.

ただ衝撃的過ぎて自分は何を感じているのかかわからなかった.頭が働かなかった.

 

作品ではなく,記録だけれど,目の前で横たわるこの人にも生き抜いた人生があり,やりたかったことは腐るほどあるはず.でもその道半ばで人生を絶たれた.でも自分は何を感じ取ればいいのだ,という思いが反芻し,しばらく離れられなかった.というか感じてはいるけど,何かわからん.

正直,今でも何を感じ取ったか明文化できない.

でもあそこに記録され,展示されている方々の死は無駄にしてはいけないのは間違いなくって,自分の人生における価値観かもしれないし,自分の政治的行動(先のミクロ的な奴の一種だし,いうても選挙とか投票とかそういうレベル)かもしれないが,今後の人生において自分の価値観が醸成されていく中で一つの要素になりえたのは確かだ.

あのような死に方したくないってのは誰だったそうだし,写っているこの人だってそうなんだけど,これ以上の感情・意見を表現するのは今の私には無理だ.申し訳ない.

是非足を運んでいただきたい.脳内がぐちゃぐちゃになる.何かわからんけど伝わってくる,それを伝えられ,どう調理するかは我々次第.

 

この後も移動したとか雨降ったとか続くけどあまりに俗すぎるのでいったんやめにする.