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思ったことと生活改善と旅ログ

ぬるい商売 #1

2021年1月6日

結局昨晩は自宅への帰着が朝4時過ぎになってしまい,執筆を断念した.昨日も書きながら寝落ち.というわけでこれは6日にもまたがって書いている.

 

私はハードコンタクト装用者であるのだが,昨年末ある時を境にやたらとごろごろするようになった.確認したところ,左目のレンズのふちが欠損していた.このままでは眼球を傷つけるだけなので即廃棄した.

 

廃棄してから自分の装用していたコンタクトレンズ楽天市場で確認すると,2枚7000円程度で販売されていた.おととし,右目のそれを紛失した際に買い直した時は確か1枚で15000円したので,4分の1の値段である.

そうと知ればネットで買うしかない.

とはいっても,ネット購入は到着までには数日かかるし,年末年始で眼科は空いてない.コンタクトなしでは生活できないのでスペアで備蓄してあるワンデーのコンタクトで年末年始をしのいだ.

年明け早々,開院している眼科に電話を入れた.

コンタクトレンズの処方箋を発行していただきたいのですが.」

10程度に問い合わせをさせていただいたが,回答は,

・「コンタクトレンズの処方箋の発行はしておりません.」

・「コンタクトレンズの処方箋の発行だけ,というのは致しておりません.」

以上の2通りに集約された.

前者の院では主に白内障などの結構重めのケースしか取り扱っていないらしく,しょうがない.

後者は要するに「処方箋は出すけど,うちでコンタクトないしメガネを買ってくれ」というのが条件である.

いずれどんなところで作ろうとプラスチックの小片を数万で売りつけてくるに決まっている.先述のネット相場を見てしまうと法外の値段にしか感じなくなってしまうものである.

これまでの私もそうであったが,処方箋+ピンハネ価格コンタクトの抱き売りで視力矯正の市場が出来上がっていたと考えると実にぬるい世界である.実際,コンタクト屋の横に都合よく眼科が併設されてる時点で金の匂いには気が付かないといけなかったわけだ.

 

というわけで今回は処方箋の情報を暗記し,次回以降はコンタクト屋で作らないことを思いついた上で眼科に向かった.もちろんコンタクト屋の横だ.

まずは視力検査,次に医者による診察,テストレンズ込の矯正での視力検査.眼科での取扱事項は以上.診察自体は30秒程度だったし、矯正度合いの調整も患者に「これくらい見えるといいですかね〜」という問いかけに一任されており、正直な印象はクソ雑。こんなもんかと。

「じゃあ○○コンタクトさんに行って購入してください」という言葉とともに処方箋を受け取りコンタクト屋に向かう。

コンタクト屋に到着し、話を聞いていると眼科からコンタクト屋になにか連絡が行っている訳でもなく処方箋がデータで飛んでるということもなかった。「眼科で診察を受けコンタクト屋でコンタクトを購入する」という流れは当たり前と見なされ患者の行動に一任されていたのである。実際はここで処方箋だけ貰って帰ることも可能だったわけで、競争主義の範疇から逸脱したぬるい商売だなと改めて感じた。

それならこちらも対応を変えて、「検討します。後日購入でもいいですか?」との言葉と共に処方箋内容を暗記し、退店することにした。

 

店からの返答は「処方箋持って帰られますか?」とのこと。

やっぱりぬるいな、と感じて処方箋を受け取って帰ることにした。もうコンタクト屋で買うことをやめてネットで買おう。

今回から早速2枚で23000円の節約となった。しかもハードレンズは取り寄せなので数日後にまた取りに来ないといけない。ネットで買えば勝手に家に届く。

資本主義社会では情報強者が有利なように出来ている。払わなくていいお金は払わない、やらなくていいことはしない、切り捨てるところは切り捨てて生きることで自己投資へのリソースを確保していこう。